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日本の独自文化「元号」の話!

  我が国では、来年2019年4月30日を以て“今上天皇(きんじょうてんのう)”が皇太子殿下に“譲位”されることが決まった。1979年“元号法”制定により「元号は、皇位の継承があった場合に限り改める」と決められており、明治以来の「一世一元の制(一人の天皇の御代には、一つの元号のみ定められる)」が、守られている。従って来年5月1日をもって「新元号」が発布されることになる訳だが、そんな「元号」とは、これまでどのようにして選ばれて来たのだろうか。

  紀元前115年頃、古代中国前漢の「武帝」が初めて「建元」という「元号」を定めたとされる。なぜ皇帝である「武帝」が自らの治世に“名称”を付けようと考えたかは未だに謎だが、これ以降、中国から多大なる影響を受けていた周辺の“漢字文化圏”諸国(朝鮮やベトナム等)でも、それぞれ独自の「元号」を使い始めるところが出て来た。日本もその例外ではなく、飛鳥時代645年に「孝徳天皇」が初めて「大化」という「元号」を定めた。これは、蘇我一族を亡ぼして人心一新を図った「大化の改新」を機に、初めて日本独自の「元号」を使おうと考えたからだと伝えられる。その後は、しばらく「元号」不在の期間も有ったが「文武天皇」が701年に公布した“大宝律令”で、正式に“公文書”に「元号」が使われることになり、それ以降現代に至るまで、“南北朝時代”という二つの「元号」が存在した時期も含め、我が国にはこれまでに247の「元号」が存在する。そして中国をはじめ、日本以外の国々がすべて“元号制”を廃止した為、正に「元号」は、世界でも唯一日本だけで使われる“独自文化”となったのだ。

  これまでに、日本で制定された247の「元号」で使われた“漢字”は72個。つまり同じ漢字が、組み合わせを変えて何度も使われているということになる。一番数多く使われた“漢字”は“永”の29回で、以下“元・天”は27回、“治”が21回、そして“応”が20回と続き、“平成”の“成”のように、わずか1回だけ使われた“漢字”も30個ある。我が国の「新元号」に使われる“漢字”の組み合わせは、過去に使用例が無いこと、つまり一度使用された「元号」は二度と使わないのはもちろん、過去に中国の王朝や他のアジア諸国で使用された例があってはならないし、社名、人名、地名、登録商標、屋号とも重複は許されないため、厳しいチェックが行われていると聞く。「元号」の原典で多いのは中国の古書、特に「四書五経」で、例えば“平成”は“史記”にある「内平外成(内平らかに外成る)」と、“書経”にある「地平天成(地平らかに天成る)」から「内外、天地とも平和が達成される」という意味だと発表された。ちなみに“昭和”は“書経”の中にある「百姓昭明 協和萬邦」から、漢学者「吉田増蔵」が考案したものという。原典を生み出した中国では、既に“元号制”が廃止されているのに、その原典が日本の「元号」という“独自文化”を支えているのは興味深い。

  我々にとって最も興味がある「新元号」発表の時期は、今日現在まだ決まっていない。おそらく来年2月24日に国立劇場で行われる「今上天皇」の「在位30年記念式典」後で、“譲位の日”4月30日の“1ヵ月前”頃になるのではないか。

文 国影 譲

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