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文房具は思い出と夢に彩られて!

  小学校の低学年の頃、筆箱に並んだ“尖った鉛筆たち”に父親の愛情を感じた。まだまだ“鉛筆削り器”が普及していなかった昭和20〜30年代、毎日の仕事を終えて疲れて帰宅しても、子供を連れて“銭湯”に行くことと、子供の筆箱を覗いて先の丸くなった“鉛筆”を“小刀(こがたな)”で削るのは、世の父親たちの“日課”だったらしい。たとえ子供と直接話をする時間が無くても、“鉛筆の先”を見れば、子供がちゃんと勉強しているかどうかが判ったという。そんな時代を過ごせたことは決して不便なだけではなく、良い時代だったと父は言った。 やがて“ボンナイフ”(関西では、“ミッキーナイフ”と呼んだらしい!)という 鉛筆を削るための折畳み式ナイフが普及し、追い掛けるように“鉛筆削り器”と“シャープペン”が一般的な“文房具”となった。ただ試験会場などで最後までなかなか“シャープペン”の使用が許可されなかったのは、芯を出す時のカチカチという音が、試験に集中している学生たちの邪魔になったからなのだろう。 そして、“入学祝い”や“就職祝い”と言えば“万年筆”が“定番”という時代もかなり長く続いた印象がある。自分の“万年筆”を持つという事が、大人への入り口に立った感慨と相まって、何とも誇らしい気持ちにさせてくれたものだ。 “インク消し”や“吸取り紙”、“インクカートリッジ”等、“万年筆”に関わる小物類を揃えて悦に入るのは、“文房具マニア”の私らしいと言えばそれまでだが、さてそれで何かを書いたという記憶が全く無いのは恥ずかしい限りである。

  高度成長経済に沸いた日本も、昨今では子供の人口減少が続き、またIT化によるペーパーレス時代に突入して、仕事も勉強も遊びも、ほとんど“パソコン”や“スマホ”上で完結するようになった感がある。これでは、“文房具”の需要増もなかなか厳しいのではないかと勝手に想像していたのだが、実はこのような状況下でも日本の“文房具メーカー”全体を見ると、毎年0.5〜1%の売上げ増が続いているらしい。それに“筆記用具”ばかりでなく、“はさみ”や“付箋”、“マスキングテープ”や“バインダー”、“ノート類”や“手帳”などを中心に、今でも毎年、十数万点の新製品が市場に投入されているというから驚きだ。更に、日本の“文房具”は世界中でも大好評であり、海外では日本を“文房具大国”とか“文房具先進国”と呼ぶ向きもあるという。“商品デザイン”や“色彩感覚”の先進性はもちろん群を抜いていると思うが、日本の“文房具”は“機能性”や“可愛らしさ”、そして何より海外と比べると、驚くほどの“コストパフォーマンスの良さ”(安くて、しかも優秀!)が、際立っていると言われる。 海外から日本を訪れる人々、いわゆる“インバウンド人口”も増え続け、平成28年には2.400万人を超えたが、そんな彼らが日本で必ず行きたがる場所が“ホームセンター”や“100円均一ショップ”であり、そのお目当ては、日本の“文房具”を買うことなのだそうだ。そう言えば海外の友人が、ちょっと気を許すと小型のスーツケースが、日本の“文房具”ですぐ一杯になってしまうと嘆いていたっけ。 今度の休みは、久々に「銀座伊東屋」へ“最新文房具”でも見に行ってみるかな。

  

文 国影 譲

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