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再びの「自転車人気」を考える!

  小学2年生の頃、怖がりだった私もようやく意を決して父に特訓を受け“自転車”を自由に操れるようになった。さてそうなると今度は、乗りたくて乗りたくて仕方が無い。行動範囲を急に広げてこれまで行ったことも無いような隣町まで平気で遠征するようになり、連絡もせずに家に帰って来ない私を、家族は心配したらしい。“自転車”に乗ってさえいれば周りの景色は別世界であり、恐怖感は全く感じない。子供にとってそれは、“鳥の翼”にも似た“夢の機械”だった。

  もともと日本の“自転車普及率”は世界と比較しても高位置で安定しており、 約8割の世帯が“自転車”を持っていると言われる。人口当たりの普及台数は、直近で発表されている数字で言うと100人当たり68台で、世界でも「オランダ」の109台、「デンマーク」の78台に次ぐレベルと大健闘している。ただ、 なぜ自転車が普及しているかについては、欧州各国と日本では少し意味合いが異なるようだ。今、欧州各国では“自転車”を都市交通手段の中心にしようとしているケースが多い。例えば「オランダ」の首都「アムステルダム」では、全道路の4分の1から完全に“自動車”を締め出し、“自転車”でなければ通行出来ないようにした。「オランダ」はご存じの通り海抜0mから0m以下の土地が多く、もし地球温暖化が進み海水面が上昇すれば、大切な国土が守れないかもしれないという切実な意識によるものだという。欧州では他の国々でも“生活環境保全”や“化石燃料の利用抑制”、或は国民の“健康増進”を考えて、“自転車”によるかなり劇的な変革を実行しようとしている。「イギリス」の全長220qに及ぶ“自転車専用高速道路”計画などはその最たるものだろう。これに対して今までの日本では、“自転車”は歩くことの延長線上にあったと言える。その証拠に、本来“自転車”は道路交通法17条による“軽車両”であり“車道”を走らなければいけない筈なのに、1970年代に急速に“自動車”が増えると道交法63条第4項により“自転車”を“歩道を走るもの”にしてしまった。この事で“歩行者”と“自転車”の衝突事故が爆発的に増え、“自転車”への抵抗感が起きて、一時その普及を妨げる原因となったのである。

  近年になってようやく再び「自転車人気」が高まりを見せるようになったのは、“電動アシスト自転車”や“クロスバイク”、“マウンテンバイク”などの“スポーツ自転車”が普及し始めたからだ。 最近街中を歩くと自転車販売店が新たに増えているのを肌で感じるが、その店頭に並んでいるのはいわゆる“ママチャリ”ではなく、ほとんどが上記の“スポーツ自転車”だ。ここ10年間で“スポーツ自転車”の販売台数は3.5倍に増えたと言う。また更に、2020年のオリンピック開催や万国博覧会の招致などをにらんで、主要都市圏では行政が“シェア・バイク(レンタル自転車)”を都市交通手段の一つとして根付かせようという実験を加速している。やはり日本でもそろそろ“自転車”を“歩くこと”の延長線上ではなく重要な「交通手段」として、まずは“車道”に“自転車専用レーン”を整備し、子供の頃から“自転車”は“軽車両”としてのルールを厳守するという教育を、徹底すべき時なのではないか。

  

文 国影 譲

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